cgi-binディレクトリの注意点

CentOS5にてcgi-binディレクトリ配下に通常のhtmlファイルを配置した際、 デフォルト動作ではエラーとなったため、注意点として記録しておきます。

環境 †

• CentOS 5.2
• Apache (httpd-2.2.3-11.el5_1.centos.3)

具体的な症状 †

cgi-bin/index.htmlなど、通常のhtmlファイルを表示させようとした場合、ブラウザに何も表示されず、真っ白の表示になる。 /var/log/httpd/error_logに、下記のようなエラーが出る。

 [Tue Aug 19 00:29:31 2008] [error] (13)Permission denied: exec of '/var/www/cgi-bin/test/index.html' failed
 [Tue Aug 19 00:29:31 2008] [error] Premature end of script headers: index.html

解決法 †

デフォルトのhttpd.confでは、cgi-binに配置されたファイルは全てCGIファイルとして処理するような設定になっています。 これは、httpd.conf内の以下の行が影響しています。

ScriptAlias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/"

ScriptAliasは、指定のディレクトリに配置されたファイルを全てCGIスクリプトとして処理する記述です。htmlファイルはhtmlとして、cgiファイルはcgiとして処理したい場合、ScriptAliasの代わりにAliasを使います。

Alias /cgi-bin/ "/var/www/cgi-bin/"　＜＝ScriptAliasをAliasに変える
<Directory "/var/www/cgi-bin">
   AddHandler cgi-script .cgi　　　　　＜＝.cgiのファイルをcgiとして処理する。
   Options ExecCGI　　　　　　　　　　＜＝ディレクトリ内でのcgi動作を許可する。
　　・・・
</Directory>

そして、設定をリロードする。

/etc/init.d/httpd reload　（rootで）