&color(red){2016.08.05作成};&br; #contents **キーワード [#n36e439c] Mac mini Late209 iPhoto’09 iLife’09 Applications Install Disk *はじめに [#y9783179] Macを購入するなどして、元の環境を新しいMacに移す場合は、移行アシスタントを使う事が一般的だ。&br; しかし、移行アシスタントでは、使っていないデータや不要な設定も移行されてしまうというデメリットがある。&br; そこでこのページでは、旧Macに付属していたPhoto ‘09を、移行アシスタントを使わずに新しいMacでも使えるようにする方法について、自分の経験を元に紹介する。&br; まず、考えられる方法は2つある。1つは、旧Macからアプリケーションそのものをコピーする事。もう1つは、旧のMacに付属のiPhotoが収録されているインストールディスクを、新しいMacに使う事だ。&br; Macの場合、大抵のアプリケーションはコピーするだけで使えるようになるので、iPhotoもアプリ本体を新Macにコピーしてみたが、iPhotoは起動しなかった。&br; もう1つの方法についても、インストールディスクは別の機種では動作しないようにガードがかかっているため、新しいMacには当然インストールできない。&br; 今回は、ガードの仕組みを解読できたため、インストーラーのガードを回避させて、iPhotoをインストールする。&br; 旧のMacに付属のインストールディスクについては、Mac mini Late 2009に付属のインストールディスクを使用し、Mac mini Late 2012にインストールした。&br; ***環境 [#cdc4b3fe] --旧Mac・・・Mac mini Late2009(機種ID Macmini3,1) Snow leopardからアップしたMavericks --インストールディスク・・・Application Install DVD Disk version1.0 2Z691-6562-A(Mac mini Late2009付属) --iPhotoをインストールしたいMac・・・Mac mini Late2012(機種ID Macmini6,1) Mavericksクリーンインストール 手順は大きく3つある。&br; *手順(1)書き込み可能なイメージファイルを作る [#e9970618] インストールディスクを元に、ディスクユーティリティを使って、イメージファイルを作る。&br; ガードを回避できるように設定ファイルを上書きするため、書き込み可能なイメージにする必要がある。&br; 簡単なので詳細は割愛するが、新規イメージを作る際、イメージフォーマットを「読み出し/書き込み」にしておく事が重要である。&br; *手順(2)ガードの設定ファイルを書き換える [#l1360499] ガードの設定はインストールパッケージ「Install Bundled Software.mpkg」の中に存在している。&br; Finderでインストールパッケージを右クリックして、パッケージの内容を表示を選択する。&br; さらにContentsというフォルダを開くと、install Bundled Software.distというファイルを見つける事ができる。&br; このファイルがインストール時のガードを管理しているファイルである。&br; テキストエディットで開き、以下のとおりチェック部分をコメントアウトする。&br; function installationCheck() { // Rule out insufficient hardware /*if ( !hasAcceptableHardware() ) <<<ここの if の前に「/*」を追記する。 { my.result.title = system.localizedString('TITLE_INCOMPATHW'); my.result.message = system.localizedString('ERROR_INCOMPATHW'); my.result.type = 'Fatal'; return false; } // If they don't have Leopard, can't help them if (system.compareVersions(system.version.ProductVersion, '10.5') == -1) { my.result.title = system.localizedString('TITLE_OLDSYSTEM'); my.result.message = system.localizedStringWithFormat('ERROR_OLDSYSTEM'); my.result.type = 'Fatal'; return false; } // if they do, help them get up to date. if (system.compareVersions(system.version.ProductVersion, '10.5.6') == -1) { if (!system.env.COMMAND_LINE_INSTALL) { system.run("AlertSYSTEMError"); } my.result.title = system.localizedString('TITLE_OLDSYSTEM'); my.result.message = system.localizedStringWithFormat('ERROR_OLDSYSTEM') + system.localizedStringWithFormat('ERROR_GOUPDATE'); my.result.type = 'Fatal'; return false; }*/ <<<ここの } の後ろに「*/」を追記する。 サポート機種の所に、インストールしたいMacの機種IDを追記する。(Mac mini Late2012はMacmini6,1を記載する。)&br; シングルクォーテーションやコンマの使い方に注意する事。 var hwbeSupportedMachines = ['Macmini3,1','Macmini6,1']; 上記の2ヶ所の編集が終わったら、上書き保存をしてファイルを閉じる。手順1でディスクイメージを書き込み可にしたのはこのためである。 *手順(3)あとはインストール [#gcaf92fc] あとはインストーラーを開くと、あっけなくガードをクリアし、インストールが可能となっている。&br; ここでもまだインストールができなければ、手順2のファイル設定が間違っているので、再確認する事。 以上で、Mac mini Late2009に付属のディスクからMac mini Late2012にiPhotoをインストールをする方法の紹介を終了する。 *参照元URL [#m636258b] 完全オリジナルなので特に無し。 *コメント欄 [#x889be2a] #pcomment_nospam(,10,avobe)