はじめに †
ML115の処理能力を改善するため、CPUをアップグレードした。
既存のCPUはML115デフォルトのもので、スペックは以下のとおり。
名称 | Athlon LE-1640B |
クロック周波数 | 2.7GHz |
コア数 | 1 |
TDP | 45W |
L2キャッシュ | 512k |
現状のCPUでも処理能力が不足するほど負荷が大きくなることは滅多にないが、今後も安定して運用できるようにアップグレードする。
CPUの選択基準 †
- 元のCPUから大幅に処理能力がアップすること
ML115を今後もできるだけ長く運用できるよう、なるべく処理能力をアップさせたい。
- 安価であること
コストも重視し、お得感のあるCPUを購入したい。
- ランニングコストが安価であること
24H運用のため消費電力も考慮したい。
- ECCメモリに対応していること
長期運用に耐えれるよう、デフォルトのECCメモリ構成を継承している。
CPU変更後もECCメモリでの運用を続けたい。
- 安定性を損なわないこと
安定性を損なわないため、以下の行為は行わない。
CPUの決定 †
選択基準条件を総合的に考えた結果、AthlonII X2 240eを購入することに決めた。
Amazonで5232円(送料無料)だった。決めた理由は以下のとおり。
- 条件1を満たすため、最低でも2コア以上は欲しかったが、コア数の多いCPUは動作クロックが低い傾向で、シングルスレッドでは処理速度がむしろ低下するのではないかと感じた。またクロックの割にTDPが高い点もマイナス評価。2コアがクロック、TDP、コストでバランスが取れていると判断した。
- 条件2の価格については5000円台で2コアにアップグレードできたので満足している。
- (価格についてもっというと、Amazon以外のネットショップはあまり利用したくなかった。。)
- TDP45Wなので電気代の増加も抑えられたし、既存のCPUクーラーを流用できる。条件3もクリアとする。
- 条件4は、AMDではSempron以外のCPUはECCに対応しているのであまり問題にならず。
- BIOS上はCPU名がUnknownとなるが、安定性には影響ないとみなし、条件5も守っているものとする。
今回導入したCPUのスペックは以下のとおり。
項目 | 新CPU | 旧CPU(再掲) |
名称 | AthlonII X2 240e | Athlon LE-1640B |
クロック周波数 | 2.8GHz | 2.7GHz |
コア数 | 2 | 1 |
TDP | 45W | 45W |
L2キャッシュ | 2M | 512k |
CPUアップグレードの効果 †
これまで常時20%程度だった負荷が10%程度に減少した。
下はCPUの負荷のグラフで、CPUを交換した土曜日から負荷が減少しているのがわかる。
コメント欄 †