2016.08.05作成
Mac mini Late209 iPhoto’09 iLife’09 Applications Install Disk
Macを購入するなどして、元の環境を新しいMacに移す場合は、移行アシスタントを使う事が一般的だ。
しかし、移行アシスタントでは、使っていないデータや不要な設定も移行されてしまうというデメリットがある。
そこでこのページでは、旧Macに付属していたPhoto ‘09を、移行アシスタントを使わずに新しいMacでも使えるようにする方法について、自分の経験を元に紹介する。
まず、考えられる方法は2つある。1つは、旧Macからアプリケーションそのものをコピーする事。もう1つは、旧のMacに付属のiPhotoが収録されているインストールディスクを、新しいMacに使う事だ。
Macの場合、大抵のアプリケーションはコピーするだけで使えるようになるので、iPhotoもアプリ本体を新Macにコピーしてみたが、iPhotoは起動しなかった。
もう1つの方法についても、インストールディスクは別の機種では動作しないようにガードがかかっているため、新しいMacには当然インストールできない。
今回は、ガードの仕組みを解読できたため、インストーラーのガードを回避させて、iPhotoをインストールする。
旧のMacに付属のインストールディスクについては、Mac mini Late 2009に付属のインストールディスクを使用し、Mac mini Late 2012にインストールした。
手順は大きく3つある。
インストールディスクを元に、ディスクユーティリティを使って、イメージファイルを作る。
ガードを回避できるように設定ファイルを上書きするため、書き込み可能なイメージにする必要がある。
簡単なので詳細は割愛するが、新規イメージを作る際、イメージフォーマットを「読み出し/書き込み」にしておく事が重要である。
ガードの設定はインストールパッケージ「Install Bundled Software.mpkg」の中に存在している。
Finderでインストールパッケージを右クリックして、パッケージの内容を表示を選択する。
さらにContentsというフォルダを開くと、install Bundled Software.distというファイルを見つける事ができる。
このファイルがインストール時のガードを管理しているファイルである。
テキストエディットで開き、以下のとおりチェック部分をコメントアウトする。
function installationCheck() { // Rule out insufficient hardware /*if ( !hasAcceptableHardware() ) <<<ここの if の前に「/*」を追記する。 { my.result.title = system.localizedString('TITLE_INCOMPATHW'); my.result.message = system.localizedString('ERROR_INCOMPATHW'); my.result.type = 'Fatal'; return false; } // If they don't have Leopard, can't help them if (system.compareVersions(system.version.ProductVersion, '10.5') == -1) { my.result.title = system.localizedString('TITLE_OLDSYSTEM'); my.result.message = system.localizedStringWithFormat('ERROR_OLDSYSTEM'); my.result.type = 'Fatal'; return false; } // if they do, help them get up to date. if (system.compareVersions(system.version.ProductVersion, '10.5.6') == -1) { if (!system.env.COMMAND_LINE_INSTALL) { system.run("AlertSYSTEMError"); } my.result.title = system.localizedString('TITLE_OLDSYSTEM'); my.result.message = system.localizedStringWithFormat('ERROR_OLDSYSTEM') + system.localizedStringWithFormat('ERROR_GOUPDATE'); my.result.type = 'Fatal'; return false; }*/ <<<ここの } の後ろに「*/」を追記する。
サポート機種の所に、インストールしたいMacの機種IDを追記する。(Mac mini Late2012はMacmini6,1を記載する。)
シングルクォーテーションやコンマの使い方に注意する事。
var hwbeSupportedMachines = ['Macmini3,1','Macmini6,1'];
上記の2ヶ所の編集が終わったら、上書き保存をしてファイルを閉じる。手順1でディスクイメージを書き込み可にしたのはこのためである。
あとはインストーラーを開くと、あっけなくガードをクリアし、インストールが可能となっている。
ここでもまだインストールができなければ、手順2のファイル設定が間違っているので、再確認する事。
以上で、Mac mini Late2009に付属のディスクからMac mini Late2012にiPhotoをインストールをする方法の紹介を終了する。
完全オリジナルなので特に無し。
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